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最新版: 002 (2025/04/13)

「死海」——世界を分かつ死の境界

 

アストラヴェールの一部で見られる地図は、一般に流通しているベルギア中心の地図とは様子が異なっている。
そこで判明するのは、世界の両端が繋がっているという事実と、それを阻む 不穏な黒い帯。

「死海」と呼ばれるその区域は、決して越えてはならぬ境界。
生ある者にとっては死を意味する領域とされ、踏み入れた者は必ず命を落とすといわれている。

この境界に近づくほどに、土地は荒廃し、天候は狂い、人が生きるにはあまりにも厳しい環境となる。


ベルギアの地図では飛び地とされていた イマーゲン や ルーネウッド。
それらは本土のすぐそばに存在していたのだ。

かつて、そこを渡る術はあったのか?
それとも、世界がそれを許さなくなったのか?

未だ解かれぬ謎が、そこに横たわっている。

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