

個人間トラブル等への対応について (2025/07/29)
いつも「サロン・ドゥ・エレガンティーク」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
当コンテンツでは、参加者の皆さまがそれぞれにキャラクターを創造し、交流を通じて物語や世界観を楽しむ場を提供しております。
その性質上、公式イベント以外の場でも、個人間のやり取りや交流が自然に生まれています。そうした中で発生したトラブルやすれ違いについて、運営宛にご相談をいただくケースがあります。
このような場合の対処について、運営としての基本方針をご案内します。
参加者一人ひとりがこの空間を大切にしてくださっていること、運営一同とてもありがたく感じております。
しかしながら、「サロン・ドゥ・エレガンティーク」は、VRChat内だけでも1000名を超える方々が参加する、大規模な創作・交流コンテンツです。さらに、SNSなど外部のプラットフォームも含めれば、見えないところでも多くの方々がこのコンテンツを楽しんでくださっており、参加者の交友関係や価値観は非常に多様です。
私たち運営の主な役割は、皆さまが共通の基盤として活用できる「設定」や「世界観」を提供・整備することであり、いわゆる“コミュニティ管理者”のような業務を行っておりません。
そのため、個人間で発生したトラブルや人間関係のもつれについて、事情を聴き取って対応するなどを、原則として行っておりません。
公式が主催するイベント(例:「花綴のお茶会」や「はじまりの酒場」など)においては、スタッフが現場に常駐し、無線で情報を共有しながら安全な運営を行っております。そのため、そうしたイベント中にスタッフの目の前で明確に確認された迷惑行為等については、必要に応じて対応をしています。
一方で、XやDiscordなどのSNS、参加者によって立てられたグループインスタンスなど、スタッフが管理をしていない場で起こったトラブルについて、特別な対応を行っておりません。
仮に運営が個別のトラブルに対応するとなると、まず当事者にフレンド申請を行い、それが受理される必要があり、インスタンスを訪問して対応可能な時間を伺い、当事者双方から順に事情を聞き取ったうえで、内容を持ち帰り、スタッフ間で協議し、最終的に報告・判断・対処を行う…という一連の対応が必要となります。さらに、VRChatの仕様上、メッセージ機能が存在しないため、連絡自体もVRC外、たとえば外部SNS等を通じて行わなければならず、連絡手段の特定から始める必要があります。こうした対応を行うことは、多くの参加者が関わるコンテンツにおいては現実的ではなく、本来注力すべき世界観の整備や創作活動にも深刻な影響を及ぼしかねません。
仮に一件でも例外的に対応を行ってしまえば、それが前例となり、以降「当事者から事情を聴き、事実確認を行うこと」が運営の通常業務として求められるようになってしまいます。
また、こうした問題を完全に防ごうとすれば、すべてのグループインスタンスの作成に事前申請を義務づけ、スタッフの派遣を調整する必要が生じます。最悪の場合、インスタンス作成の権限自体を制限せざるを得なくなる可能性もあります。
しかし、これは参加者の自由な交流を大切にしている本コンテンツの理念に反するものであり、決して望ましいあり方ではありません。
私たちは、最低限のルールと仕組みを整え、皆さまの創作活動と交流を支えることを目指しております。
もしスタッフが不在の場で不快な状況に遭遇された場合は、ご自身の判断で離脱、ブロック機能やキック投票をご活用いただくか、別のインスタンスを立てるなどの対応をしていただければ幸いです。
グループインスタンスは、参加者であればどなたでも自由に作成でき、回数制限も設けておりません。
もちろん、全体に影響を及ぼしているような深刻な問題が確認された場合には、必要に応じて対応を検討いたします。ただし、こうした対応も含め、本コンテンツは限られたスタッフによって運営されていることをご理解いただけますと幸いです。
今後も「サロン・ドゥ・エレガンティーク」が、自由な交流を楽しめる場であり続けるために、皆さま一人ひとりのご理解とご協力を、心よりお願い申し上げます。
「サロン・ドゥ・エレガンティーク」運営一同
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