

食べ物
エーレの世界には、地球に存在する食べ物とよく似たものも多く存在しますが、本図鑑ではコンテンツ上で名前が挙がったり、特徴的な存在として描かれた食べ物を記録しています。
料理
オズリック特製・ミートパイ [Ozric’s Signature Meat Pie]
アストラヴェールの旅人酒場プレアデスで提供されている。
外はパリッと、中はジューシーな肉と野菜が詰まった特製ミートパイ。
傭兵時代に考案したレシピで、香ばしく焼いた生地に、スパイスの効いた肉餡がぎっしり詰まっている。
お酒の当てにも人気。

ハースヴェルメ [Hearthwärme]
シュネーヴァルデンの名物料理で、鹿肉を主な材料としたジビエシチュー。
香辛料を多く用いることで濃厚な風味を生み出し、冷えた身体を芯から温める効果が特徴。
作り方はシンプルで、基本的に鹿肉と野菜を炒めて煮込むだけだが、家庭や地域ごとに香辛料の配合や追加のハーブが異なり、風味が多様に変化する。
領民の結束と温かさを象徴する家庭料理として親しまれている。
また、領地の文化をより深く理解してもらえるようことを目的に、シュネーヴァルデンでは観光客向けに料理体験を提供している。

スイーツ
カルンバ飴 [Kalumba Candy]
ペルベヌアのフルーツ「カルンバ」の不思議な性質を活かしたスイーツ。未熟な黄緑の実は爽やかでほんのり甘く、中熟の黄色は程よい甘酸っぱさ、完熟の橙色は濃厚な甘い味わいが楽しめます。薄くかけられた飴で宝石のように三色に輝き、三つの味わいで目も舌も楽しませます。

カルンバムースケーキ [Kalumba Mousse Cake]
ペルべヌアのフルーツ「カルンバ」をモチーフにした、遊び心あふれるスイーツ。なめらかなオレンジ色のムースの中には、濃厚なカルンバジャムがたっぷりと詰まっており、フォークを入れるととろりと溢れ出します。上部にはチョコレートで作られた「ヘタ」がアクセントとして飾られ、見た目にも愛らしい仕上がり。

飲み物
紅茶
各国を代表する紅茶
数多くの紅茶が存在するが、エレガンティアのお茶会や陽光の酒場ミモザなどで
提供されている紅茶は以下の四種である。
※以下の四種はいずれも、同じ見た目の色(紅茶色)で表現可能。

ワイン
フラクタルムの赤[Fructurum Red]
正式な名称がついていない、「フラクタルム武装商会が生産している汎用赤ワイン」。
流通量が多いので大抵どこにでもあり、安くてそれなりに美味。
ラベルに「ラフレーズ産の葡萄を使っている」旨が書かれているが、実際使っているのは3%程度で他は安価な海外産の葡萄を使用している。

ヴァンドヴァレーヌの風 - レ・ヴァン・ド・ヴァンドヴァレーヌ-
[Les Vents de Vande Valaine]
アストラヴェールのヴァンドヴァレーヌ産のワイン。
濃厚な香りと、大地を思わせる余韻が広がる力強い味わい。
陽光と乾いた風に育まれ、豊満なボディと爽やかな酸味を兼ね備えている。

ゴールド04[GOLD 04]
ペルベヌア産の高級赤ワイン。「フラクタルムの金」「金の4番」とも。 フローラルな香りと濃厚な口当たりが特徴。 以前は製造元からの直販にてペルベヌア国内のみで販売されていたが、5年ほど前から販売元がフラクタルム武装商会へ移り、ラベルデザインを一新して世界中で販売されるようになった。 輸送費諸々の上乗せのため、ペルベヌア国外で買うと非常に高価であるが、自らの財のアピールにもなるため貴族等富裕層の間では人気。

夜の雫 [Goutte de la Nuit / グット・ドゥ・ラ・ニュイ]
夜にほのかに光を宿す月光葡萄を原料とした濃厚な赤ワイン。 深い紫色と滑らかな舌触り、芳醇な香りを備え、光を受けると月明かりのような艶が静かに浮かび上がる。 口に含むと穏やかな甘みと深いコクが広がり、夜の静寂を思わせる長い余韻を残す。

ロズレー[Roseraie]
ベルギア産、フラクタルム武装商会が販売を手掛けるロゼ・スパークリングワイン。 ニーレンで栽培される「ニーレンフェアリーローズ」を原材料に多く使用している。 透明度の高い薄紅色をしており、特徴的な甘い芳香を持つ。口当たりが軽く、酒に慣れていなくても飲みやすい。 色合いの美しさと香りの華やかさを重視して開発された新造のワインだが、ニーレンフェアリーローズの「恋のお守りになる」という逸話や、見目がよくパーティー映えするこ とからも女性を中心に人気が高い。

ビール
アストラビール[ASTRABEER]
アストラヴェール産のビールで、世界中で親しまれている。
爽快な喉ごしと軽やかな麦の香ばしさが楽しめる、大衆酒場定番の一杯。
飾らない味わいで、どんな料理や場面にも寄り添う親しみやすいビール。

その他
銀狼の牙(ぎんろうのきば) [Silver Fang Mead]
蜂蜜酒(ミード)の一種で、寒冷地で育ったハーブを加えた深い味わい。
寒い夜に飲むと、まるで銀狼の毛皮に包まれるような温かさを感じる。

鉄雪(てっせつ) [Iron Snow Vodka]
鉄を多く含む鉱泉水で作られる、辛口でキレのあるノースネイアのウォッカ。
鍛冶職人たちが好んで飲む、力強い一杯。

フローラ・ドゥ・ベルギア[Flora de Belgia]
国の美しい自然を象徴する名を持つ、甘口のリキュール。
フェリーチェという食用花の花びらがふんだんに用いられており、華やかな見た目と上品な甘さで人々を魅了する。

旅路の甘味 -マニスニャ・プルジャラナン- [Manisnya perjalanan]
ラムをベースにしたピニャコラーダにアレンジを加えたカクテル。
その甘さは、リゾートらしい贅沢さをもたらす一方で、船旅の合間には即効性のあるエネルギー源として役立った。
リゾートではグラスに盛られ、冷却を保った加工樽で提供される。
長期保存には向かず、出航前に大量に仕込まれ、帰航後の宴で一斉に消費される。

ソフトドリンク
フェルティリア・ストロベリージュース [Fertilia Strawberry Juice]
ベルギア・フロリスの東に広がる肥沃な農耕地帯フェルティリア産の苺を使用したジュース。
甘味が強く酸味は控えめ。 フェルティリアはベルギアの食料庫とも呼ばれ、酪農や農業が盛んな地域。「フェルティリア」の名がつくだけで、なんとなく美味しそうに感じる印象を持たれる土地でもある。

公式酒場で飲む事ができるカクテル

植物
エーレの世界には、地球に存在する植物とよく似た、一般的なものも多く存在していますが、本図鑑ではコンテンツ上で名前が挙がったり、特徴的な存在として描かれた植物を記録しています。
花
ヴェルミローズ[Vermirose]
アストラヴェール・ルーネウッド原産の赤いバラで、月光を浴びて育つ。
本来はルーネウッド特有の種であり稀少だが、他地域でも栽培が可能なため、
花屋などでまれに目にすることもできる。
花言葉は「ルーネウッド領主邸」で確認できる。

シャドワローズ[Shadwarose]
アストラヴェール・ルーネウッド原産の黒いバラで、月光を浴びて育つ。
本来はルーネウッド特有の種であり稀少だが、他地域でも栽培が可能なため、
花屋などでまれに目にすることもできる。
花言葉は「ルーネウッド領主邸」で確認できる。

フェリーチェ[Feliche]
ベルギアの食用花。
ベルギアには多様な食用花が存在するが、その中でもこの種は特に多く流通している。
特徴として雑味がほとんどなく、花弁には仄かな甘みがあり香りもよい。
紫色、黄色、青など多様な色があり、薄紅色のものが最も一般的である。

フロリネラ[Florinella]
ベルギアのニーレン地方に生える低木。
白い花をつ け、雪解けの頃に咲き誇ることから春の訪れを告げる象徴とされる。
ミチノマロウ[MichinoMallow]
ミチノマロウ科ミチノマロウ属の多年草。
ノースネイア建国時の文献にも、薬草として記載がある植物である。
『食めば気道を通し、気分を落ち着け、傷の治りを早くする』と文献に書かれる通り、野外活動をする軍人などに重宝されてきた歴史があり、現在のノースネイア連合王国軍配給の煙草のパッケージにも描かれている。
葉類・樹木
月光樹(げっこうじゅ)[Moonleaf]
アストラヴェールのルーネウッド原産の、月の光を浴びて成長する木。
長い年月をかけて大樹へと育つが、成長過程の若葉は格別に味わい深いとされる。
葉は乾燥させることで香り高い煙草として用いられるほか、料理の香味付けにも利用される。
人の手で育てられている個体は、成長を遅らせる目的で若葉を摘み取り続けられることが多い。

果実
カルンバ [Kalumba]
ペルベヌアを中心に発見される謎多き果実
カルンバの爆発には殺傷能力はなく、火薬による爆発のようなものではなく「破裂」に
近い現象である。
加工品のスイーツも存在し、陽光の酒場ミモザで提供されている。

ドロップベリー[Dropberry]
ベルギア原産の低木で細長い枝先に小さな赤い実をつける。
適度な甘さを持つが、独特の渋みがあり食用として利用されることは少ない。
観賞用や装飾に用いられることが多いが、胃に良い薬草として扱われることもある。

プリズムベリー[PrismBerry]
ペルベヌア・ラフレーズ島の名産品で宝石のように美しい赤い果実。
糖度が 高くなるにつれ糖分が結晶化するため”プリズム”の名を冠する。結晶質の多いものは特に高値で取引され、貴族垂涎の一品となっている。

生物
エーレの世界には、地球に存在する生き物とよく似た、一般的な動物たちも数多く暮らしていますが、本図鑑ではコンテンツ上で名前が挙がったり、特徴的な存在として描かれた動物を記録しています。
小型
黄金海老(こがねえび)[Golden Shrimp]
ペルベヌア近海で獲れる、美しい黄金色に輝く海老。
やや高級で観光客に人気が高く、特に富裕層に好まれている。
身は引き締まり甘みがあり、料理の中ではパエリアが特に人気である。

ナミカモメ[Wave Gull]
エーレ各地の海岸地域で観測する事ができる。
オレンジ色の冠羽を持つ一般的な海鳥。
広げた羽根の模様が波に見える事からその名がつけられた。

ノースネイア・ワイズハム [Northneia Wiseham rat]
ノースネイアに原生する齧歯類。体長は12センチメートルほどで、
外見はハムスターに酷似しているが、ネズミに区分される。
"あまりにも賢い"を意味するワイズハムの名前の通り、その外観に似合わず高い知能を持っており、その賢さは牧羊犬に匹敵する。かつては滅多に姿を現さない動物として希少な存在とされ、たびたび密猟の対象とされていた。しかし近年になって積極的に人間の元に姿を現すようになり、愛玩動物として繁殖している。一説には人間に保護してもらう戦略が種族内で広まったともされており、それを裏付けるように裕福な人間の前に姿を現して保護されたかと思えば、環境の悪化を察して脱走する事もよくある。
当たり前だが、言葉を話す事はできない。寿命は自然環境下で10年程度、飼育環境下であれば25年は生きるとされている。知能が高くライフサイクルが長いため、子供は一度で多くとも3匹ほどであまり子供を産まない。
知能が高い代償か思考時間が長く、よく考え込む挙動を見せる。転じて体が小さい割に足が遅いとされ、自然環境下で捕食者に捕捉されれば逃げ遅れる事も多い。

バトウドリ[Abuse parrot]
独特な鳴き声を持つペルベヌア固有種のオウム。
ジャングルを生息地としている。
バトウドリの鳴き声には魔力が含まれており、方位磁石等磁力を持つものや生息地に踏み入れた旅人の方向感覚を狂わせる。 鳴き声が「オロカ、オロカダネ」と聞こえるため、この鳴き声に惑わされた者が罵倒されていると感じ、この名がついた。 そのため、この鳥が生息する森に踏み入れる際は木に何か目印をつけることを推奨されている。 主食は木の実。可食部は少なく、筋張っているため美味しくない。
ピックトゥイスク[Pikkutuisku]
ノースネイアに生息する小さな鳥
フラクタルム武装商会で飼われている個体は「ピーちゃん」の愛称で親しまれている。

フォーチュンバスピス[Fortunebaspis]
かつて絶滅したと言われていた魔力で浮遊する古代魚。環境整備によって再び魔力を取り戻したことにより現存が確認された。非常に珍しいので見ると幸運が訪れるとも言われている。

ペルベヌアオウゴンオオカブト[Perbenua golden beetle]
ペルベヌア・ズィートゥクに生息する黄金色のカブトムシ。幼虫時は金鉱を主食とし、成虫になると木の蜜等を食べるようになる。その生態のためか、全身が黄金に輝く特徴を持つ。世の中の少年達のロマンのため、各地に輸出されている。

ペルベヌアニジイロオオカブト[Perbenua rainbow beetle]
ペルベヌア・ズィートゥクで時々見かけられる虹色のカブトムシ。主食等はペルベヌアオウゴンオオカブトと変わらない。体表が虹色に輝く特徴を持つが、その原因は判明していない。世の中の少年達のロマンのため各地に輸出されているが、希少であり入手は困難。

マンドラゴラ[Mandragora]
引き抜くと大きな叫び声をあげる魔法生物。植物に分類されることもある。 魔法薬の材料に用いられたり、叫び声には幻覚や幻聴の鎮静化の効果があるとされる。

ランギットモルフォ[Morpho langit]
空の名を冠するペルベヌア固有種の蝶。
その名や色から自由の象徴として扱われることがある。
深い青の美しい翅を持ち、インテリア向け標本としての需要が高い。
かつてはその鱗粉に美容効果があると信じられ、化粧品などの原材料とするために、標本としての需要も合わさって乱獲がすすめられた。
10年ほど前に絶滅が確認され、現存する標本はそれ以前に制作されたアンティーク品として高値がついている。

中型
木端熊(こっぱぐま)[Bottom Bear]
ノースネイアの雪原地帯に生息する最大で1mほどの熊。
大将熊が天敵であり、主たる捕食対象としてよく狩られている。雪原によく馴染む白色の体毛をしており、日中は日陰でじっと耐えている事が多い。昆虫と木の実が主食で滅多に人間を襲わず、見方によっては愛くるしい見た目からぬいぐるみのデザインに選ばれる事も多い。
雪羊(ゆきひつじ)[Snow Sheep]
ノースネイアの雪原に生息する白毛の羊。極寒に耐えるため厚い毛皮に覆われいる。
毛は柔らかく保温性に優れ、衣服や毛布として重宝されるほか、現地の特産品としても知られる。
雪嵐の中でも互いに身を寄せ合って生き延びる姿は、ノ ースネイアの人々にとって忍耐と結束の象徴とされている。煮込み料理にして食されることが多い。
大型
グリフォン[Gryphon]
獅子のような大きな体躯に、鷲のような大きな翼とくちばしの備わった魔法生物。風属性の魔法を使いこなし、大きな体でも難なくはばたく。ベルギアの一部では調教され、人や物の運搬の役割を担っている。

大将熊(たいしょうぐま)[General Bear]
ノースネイアの北部山岳地帯に生息する大型の熊。
立ち上がると3mほどの巨体を持ち、繁殖期と冬眠明けには空腹で積極的にヒトを襲う危険な動物である。陽が当たると緋色にも見える茶色の体毛は、雪原では大変目立つが、生息地における生態系の頂点である彼らには瑣末な事であるとされる。かつてはノースネイア連合王国軍の出撃事由の中で最も危険度が高いものの一つであったが、機甲兵の配備によって兵士の損耗率は大きく減少した。
ニシペルベヌアゴリラ[Western perbenua gorilla]
ペルベヌア西部に生息。土属性。
ユニコーン[Unicorn]
高い魔力を有し長い角の生えた希少な魔法生物。角は魔法薬に非常に高い効果をもたらすとされ、 一時期は乱獲が問題視されていた。現在は代用の成分が発見され問題は沈静化し、ベルギアの森林地帯等の魔力の豊富な場所で稀に姿を見ることができる。

嗜好品
煙草
ヴェルール[Velour]
アストラヴ ェールの高原で育つ厳選された黒褐色の葉を用い、ワイン樽で長期間熟成長期間熟成させた煙草。 滑らかで気品ある喫味が特徴で、吸い始めは引き締まった渋み、やがて芳醇な甘みに変化する。 元来は貴族階級の御用達であったが、その人気により一般市場にも流通するようになった。 贈答や特別な場面で選ばれることも多い。

スノウマロウ[Snow Mallow]
ノースネイア連合王国軍で配給される煙草。
煙草葉本来の甘さや刺激の少ない軽やかな喫感が特徴で、特殊構造でかなり長持ちするため、軍人たちには人気が高い。
民生品もエーレ中で販売されており、再点火の手間が少ない事から職人などの両手が塞がる職種に愛好家が多い。
パッケージに描かれるミチノマロウはノースネイアに咲く花で、建国初期の文献にも薬草として記載がある歴史の長い植物である。
古くから野戦の栄養源として重宝されてきたため、名称とパッケージに採用された経緯がある。

フルムーン[FULL MOON]
アストラヴェールのルーネウッドで生産される高級煙草。
ルーネウッドの人々にとって一箱150レガのフルムーンは大きな贅沢品とされ、
生産地であるにもかかわらず地元で目にすることはほとんどない。
一軒の家が自宅で代々作り続けているため、生産量は極めて少なく、それが高価な理由となっている
大半はルーネウッドの領主が買い占めており、外部へ出荷されるのはごくわずか。

文化
鉱石
ノースオーロライト[Northaurorite]
ノースネイアの鉱山、特にユークフィヨルのユーク鉱山で多く採れる鉱石。魔力石の一つ。 水魔法、特に氷関係を扱う際に高い増幅効果を持つことが特徴的な魔力石。 装飾 品や魔道具に組み込まれることが多く、質さえ追求しなければ市場に出回ることも。 魔力資源の乏しいノースネイアでは特に貴重。

民族史
古ペルベヌア語 [Old Perbenuan]
ペルベヌアが王国として統合されるよりも前、群島時代に存在していた言語。現在は共通語に置き換わっているが、かつては様々な島の分だけ多種多様な言語が存在していた。 起源や言い回し、言語体系が全く異なるもの等をひっくるめて「古ペルベヌア語」とされており、そのすべてを理解することは非常に難しい。 現代においては名詞にその片鱗を残すのみであるが、子供への古風な名付けに使われることもある。
伝承
異世界のおとぎ話
エーレの世界においても、人魚姫やシンデレラといった、どこかで聞いたことのあるおとぎ話が語られることがある。
これらの物語は、エーレ固有の神話や伝承とは異なり、異世界からもたらされた話であると考えられている。 これらは、異世界との交易や接触を通じて得られた書物、あるいはそれらを入手した貴族たちによる口伝によって、徐々に広まったものとされる。特に、異世界の書物は希少で高価であり、主に一部の貴族階級によって所蔵・管理されてきた。この分野に詳しい者のあいだでは、人魚姫やシンデレラをはじめとする物語の内容が、共通の認識として扱われる場合があるが、これらの物語はエーレの一般民衆に広く浸透しているわけではなく、地域や階層によって認知度には差がある。
また、語り手や伝承の過程によって細部が変化していることも多く、エーレ独自の解釈や改変が加えられている例も見られる。
ヴァーミリオン伝説[The Legend of Vermilion]
ヴァーミリオン伝説は、アストラヴェールに古くから伝わる架空のおとぎ話である。
[物語の内容]
かつて山々を揺るがす咆哮と炎によって、人々を苦しめるドラゴンが棲んでいたという。人々は恐れの中で暮らし、国には不安が広がっていた。その状況を救うために立ち上がったのが、星統騎士ヴァーミリオンであった。彼は剣を携え、民を守るため、ドラゴンの棲み処へと向かったとされる。激しい戦いの最中、ヴァーミリオンはドラゴンの行動の理由が、単なる憎しみではなく、長い孤独と人々から受けた傷にあることに気づく。そこで彼は剣を下ろし、争いではなく言葉によって心を通わせる道を選んだ。その結果、ドラゴンは争いをやめ、国を守る存在となり、やがて平和が訪れたと語り継がれている。
この伝説は、「正しい心は、どんな力や炎よりも強い」という教えを、アストラヴェールの子どもたちに伝える物語として親しまれている。また、家庭での語り聞かせや初等教育の題材として広く知られており、アストラヴェールの人々にとっては、幼い頃に誰もが一度は耳にする身近な物語とされている。
この物語をきっかけに、騎士、なかでも星統騎士に憧れを抱く子どもが多い。
※地方や宗派によって、物語の展開や結末にはさまざまな違いが見られる。
